「母乳が足りない!」には種類がある。タイプ別の授乳のコツ③

こんにちは!
助産師さきです。


母乳が足りない!シリーズの3回目。

「母乳不足感」が原因の場合について解説していきます。


今回の母乳不足感タイプとは、母乳の量は足りているのにママ自身が「足りてない感じがする」と思っているパターンです。


ミルクと違って母乳はどのくらい飲んでいるのかがわからないため、「おっぱい出てるのかな?」って心配になっちゃう・・・実は案外このタイプの方っていらっしゃるんです。


母乳は本当に不足している?

それとも実は足りたるの?

ママ自身が判断できるようになるためのポイントを知っておきましょう!



【母乳が足りているサインは?】


①体重が成長曲線に沿っている?

たとえ体重が少ない子でも、成長曲線に沿ってその子なりに大きくなっていればOKです。月齢が低く体重が少ないうちは排泄前後かによっての少しの差でも大きく感じるため、ぴったりカーブ通りじゃなくてもおおよそ沿っていれば大丈夫という柔軟さで見てみてくださいね。


体重の測り方は、裸にした赤ちゃんを抱っこして家庭用の普通の体重計に乗って測り、その後で抱っこした大人の体重を引くことで大体がわかります。


または、ショッピングモールの授乳室や子育て支援センターには子ども用の体重計が置いてあるところもあるため、チェックしてみるといいでしょう!



②おしっことうんちは出ている?


新生児の場合、おしっこは1日5〜6回以上。うんちは3〜5回以上。おしっこの1回量は、おむつに水を大さじ2〜4杯かけた量が目安です。

(文献によって多少違います。これはLLLIが示しているものです)



③おっぱいが張らなくても母乳はでることを知っておく


出産直後は張ったのに、だんだん張らなくなったから母乳がでなくなった??・・・とは限りません!


張らなくなったから母乳が枯れちゃったんだ、とおっしゃる方が本当によくいるのですが、実は母乳は需要と供給のバランスがとれてくると「張れず・漏れず」になってきます。

出産直後は張ってたのに、だんだん張らなくなってきた。でも赤ちゃんが飲むと十分に母乳は出ている。ということはあることですよ。(ただし個人差あり)


張らなくなってきたからといって母乳が出なくなったとはかぎらないので、赤ちゃんの飲んでいる様子や体重、おしっこうんちの回数などを見て判断していきましょう!


【授乳がる終わってもすぐ泣く・・・のは空腹とはかぎらない】


これも誤解されている方が多いのですが、赤ちゃんが泣く=お腹が減っているとはかぎりません。

お腹がすいている以外にも泣く理由はたくさんあります。


おむつが汚れている、眠いけど眠れない、抱っこしてほしい‥‥などなど。特に月齢が小さい赤ちゃんは1度に起きていられる時間が短いため、1日に何度も「眠いけど眠れないよ~」という理由で泣く子もいます。

これを知っておきましょう!



【母乳が足りてない感じがする‥‥。そんな時はまず観察を!】

赤ちゃんの飲みっぷりや活気、うんちやおしっこの回数、体重など。赤ちゃんの様子を総合的にみて「母乳が足りている?足りてない?」を判断するようにしてみてくださいね♪


ご心配なら、小児科や母乳外来、助産院などに行かれるのも良いと思います。ひとりで悩まず専門家にヘルプを教えてくださいね!

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