赤ちゃんのフッ素入り歯磨き粉!いつから?安全な量はどのくらい?
こんにちは!
助産師さきです。
今回は、フッ素入り歯磨き粉の具体的な使い方について書いていきます!
【安全に使えるフッ素の濃度は?】
まずは、安全に使えるフッ素の量がこちらです。
口腔衛生学会から示されている、年齢別のフッ素の配合量になります。
・6ヶ月~2歳:500ppm
・3~5歳:500ppm
(泡状歯磨剤なら1000ppm)
・6~14歳:1000ppm
・15歳以上:1000~1500ppm
(※泡状歯磨剤とは、あまり一般的ではないですがライオン:チェックアップフォームのように、ムース状っぽくなっている歯磨き粉のことです)
赤ちゃん用の歯磨き粉の中には、フッ素の濃度が書いていなかったり、濃度が低くむし歯予防の効果がうすいものもあるので注意してくださいね!
ちなみにわが家では、歯科専売の製品の「チェックアップ」のバナナ味を使っています。(バナナ味だけフッ素量が500ppmなので赤ちゃんにはピッタリなんです!)
歯科専売品なのでドラッグストアなどには売っていませんが、歯科医院で購入する以外に楽天などネットで購入することもできます。
【1度に使う量は?】
こちらは、小児歯科学会と口腔衛生学会が示しているものを参考にしました!
・6ヶ月〜2歳:ゴマ粒〜爪を切ったくらい
・3〜5歳:5ミリ
・6〜14歳 :1センチ
・15歳以降:2センチ
赤ちゃんに使う場合の歯みがき粉の量って、切った爪くらい!!
本当に少しだけでOKなんです。
【磨くときのコツは?】
歯磨き粉を歯ブラシの上にちょこんと乗せてそのまま磨くと、最初に磨いた歯にばかり
歯みがき粉がついてしまいすべての歯に行き渡らないことがあります。
そのため、歯ブラシに歯磨き粉をつけたらブラシ全体に伸ばしてブラシ内に入れ込むようにするか、すべての歯の表面にまずは塗るようにしましょう。
むし歯予防に効果があるフッ素が歯の全体に触れるよう意識するのがポイントです♪
子どもが自分で磨ける年齢になった場合は、歯みがき粉は親が仕上げ磨きをする時に使うようにすると良いでしょう。
【磨き終わったあとは?】
うがいができない赤ちゃんの場合、そのままでOKです。
うがいができる年齢になったら、口の中の歯みがき粉を吐き出し→大さじ1の水で5秒間、口をすすぐ(ブクブクうがいをする)→口をすすぐのは1回で終わり♪というのが正しいうがいの方法になります!
これ、知ってました!?
私は知らなくて
いつも3回は口をすすいでいました(笑)
何回もすすぐと、せっかく歯についたフッ素まですすがれてしまい、むし歯予防の効果がうすくなってしまうそうです!
ガーン。
今までなんとムダなことをしてしまっていたのか・・・もっと早く知りたかったー!!と思いました(笑)
【まとめ】
赤ちゃんのむし歯予防には
「生後6ヶ月~2歳までは、フッ素500ppmの歯みがきジェルを、ゴマ粒~切った爪くらいの量使いましょう!!」
余談なんですが・・・
医療者向けの小児歯科の本を読んでいたら、歯ブラシを持ったまま走り回って転んで、歯ブラシが口の中に刺さったまま病院に来院!!!口の周りが血だらけ!!!という写真が載ってて「ひぃぃ!!!」ってなりました(怖)
こういう事故は珍しいことではないみたいなので、みなさん気を付けてくださいね!わが家も気をつけます(><)
【参考】
・歯の健康:厚生労働省
・フッ化物の局所応用についての考え方:小児歯科学会
・子どもたちの口と歯の質問箱:小児歯科学会
・フッ化物配合歯磨剤に関する日本口腔衛生学会の考え方:口腔衛生学会 フッ化物応用委員会
・ライオン歯科材株式会社HP
・おとみんのよくばりレッスン!小児の食育編:宮坂乙美
【Special Thanks】
歯科衛生士 mamiさま♡
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