歯の生える時期&歯磨きの方法
赤ちゃんの歯が生えるのは、いつぐらいでしょう?
生後半年ごろに生えてくる!と書いてあるものをよく目にしますが、平均は8〜9ヶ月ごろという報告もあり、
早い子は4ヶ月、ゆっくりな子は1歳3ヶ月頃と、とても個人差があります。
【どこから生える?】
一番多いのは、下の前歯から生える子です。
下の歯は唾液に接しやすいため、唾液による自浄性で上の歯にくらべると虫歯になりにくいといった特徴があります。
逆に上の歯は下の歯にくらべると唾液に接しにくいので、虫歯への注意がより必要です!
【歯磨きはいつから?】
歯が1本でも生えたら始めましょう。
ただ、4ヶ月で生え始めた場合。
まだこの時期には口の中に入った物を、舌で押し出す反射が残っていることがあります。
指しゃぶりをしたり、おもちゃを口に入れるようになるにつれてこの反射はなくなっていきますので、様子を見ながら無理せず慣らしていってくださいね!
【歯を磨く体勢は?】
一般的に幼児前期までの歯磨きは、親が床に座った状態で子どもを膝の上に寝かせて磨く『寝かせ歯磨き』が推奨されています。
ただ、わが家の場合は寝かせると寝返りをしたがってスグに動いてしまうので、離乳食を食べる時のイスに座った状態で磨く方が落ち着いてスムーズに磨けたこともありました。
安全でやりやすい体勢でやってみてくださいね!
【歯ブラシは?】
イキナリ歯ブラシを使うとビックリしてしまうことがあるので、最初は『ガーゼ磨き』でも良いとされています。
ガーゼ磨きとは、ガーゼや薄手のガーゼハンカチをママの指に巻いて濡らし、指で撫でるように優しく歯を磨く方法です。
初めから『ピカピカにしっかり磨かなきゃ!!』と思わなくても大丈夫。
まずは歯磨きが嫌いにならずに、慣れることを優先してくださいね♪
【歯ブラシデビューは?】
ゴム製の歯磨きもありますが、ナイロン製のブラシのものが良いでしょう。
わが家が初めての歯ブラシに使ったのは歯科医と歯科衛生士さんが作った
「HAMICO」という歯ブラシです♪
子どもがにぎりやくす、棒が短くなっているので初めての歯ブラシにオススメです。
【磨き方は?】
歯の本数が少ないうちは『かぶせ磨き』をしましょう。
かぶせ磨きとは、歯の上から歯ブラシをかぶせるようにしてクルクルと動かして磨くこと。1本につき3〜5秒くらいでオッケーです!
歯の本数が増えてきたら、歯に対して90度の垂直にブラシを当てて細かくスライドするように磨く方法に変えていきましょう♪
【注意ポイント:上唇小帯は避ける】
ご自分の上くちびるをめくってみてください!
上くちびるの裏側から歯茎にかけて中心にスジがあるのがわかると思います。
これを『上唇小帯』といいます。
この部分に歯ブラシが当たると赤ちゃんは痛い!!と感じるため、歯磨き嫌いになっちゃう原因になることがあります。
上の歯を磨く時は、この部分にママの指を置いてガード!歯ブラシが当たらないよう、気をつけてくださいね!
【食後はすぐに磨く】
たまに、
「食後スグは磨いちゃダメ」
「30分後に磨くと虫歯予防になる」
…なんていうのを耳にしますがこれは間違い。すぐに磨いて大丈夫です。
【夜に授乳をしている場合
砂糖をとり始めると虫歯になりやすくなり、夜間授乳後に上の前歯の裏に長い時間母乳が付着することで、虫歯のリスクが高くなることがあります。
そのため、砂糖を取りはじめたら、上の前歯の裏側は特に丁寧に磨くのが、虫歯予防のコツですよ♪
【1日に何回磨くの?】
上の歯も生えてきたら離乳食のたびに磨くのが理想ですが、外出時などなかなか磨かない時もありますよね。
一番虫歯になりやすい時間帯は、唾液の分泌が少ない夜の眠っている時です!
そのため少なくとも1日1回、
寝る前には歯磨きをしましょう!
日本小児歯科学会HPでは、このような記載があります。
フッ素はむし歯予防に効果があるが、歯磨きペーストに一緒に含まれている研磨剤や発泡剤、清涼剤等を飲むのは好ましくない
一方、フッ素については、小児歯科学会と口腔衛生学会から6ヶ月~2歳の子には500ppmのフッ素入り歯磨き粉を使いましょう。と示されています。
そのためわが家では研磨剤がなく低発泡である、歯科専売品のチェックアップジェルの
バナナ味(500ppm)を使っています!
【まとめ】
赤ちゃんの歯磨きは
・歯が1本生え始めたら
・ガーゼ磨き→歯ブラシ磨き
・6ヶ月からは歯みがきジェル使用
・寝る前には必ず磨く
歯を健康に保つために
楽しく歯磨き習慣をつけていきましょう!
【参考】
・日本小児歯科学会HP
・長崎県HP フッ化物(フッ素)Q&A
・ママになった歯科医師・歯科衛生士・管理栄養士が伝えたい!食育と虫歯予防の本:神山ゆみ子他
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