食後の歯磨き、すぐはダメ?歯科学会が答える正解は…
ママさんからこんな質問をもらいました。
「ごはんを食べたあとスグに歯を磨くのは、歯が傷つくからダメって聞きました。子どもの歯みがきは食後どれくらいでするのがいいんですか?」
答えは、ズバリ!スグに磨くのが良い!です。
その理由は、日本小児歯科学会が示していますのでご紹介させていただきますね。
【食後スグの歯みがきは、歯が傷つく?】
このお話は、象牙質を酸性飲料に浸した研究結果によるものなんです。
一方、人間の歯の場合・・・
象牙質よりも酸に強いエナメル質があるため実験で使われたものに比べると
酸の浸透性はずっと少なく、さらに唾液には酸を中和する働きがあります。
そのため
酸性飲料をめっちゃ飲みまくる!!
みたいな極端なことをしないかぎり、ふつうの食事後なら歯へのダメージは過度に心配しなくてもいいと考えられているんですよー!
【歯を磨かないと虫歯のリスクは高まる】
歯みがきの目的は、酸をつくる細菌や虫歯の原因になる糖質を取り除いて口の中をキレイにすることです。
『食後すぐに歯を磨くと、歯に悪いから』
と思って歯みがきをしないままでいると、歯垢の中の細菌がごはんを食べたあとに残った口の中の糖分から酸を作りだし、虫歯になるリスクが高くなってしまいます!
だから虫歯を予防するためには、食後はすぐに歯みがきをすることが大切なんですね。
【結論】
酸性のものを食べたあとにスグに歯を磨くと、歯へのダメージが少しはあるかもしれません。
しかしそれ以上に、食事のあとは早く歯を磨いて虫歯のリスクを下げることの方が大切です。
日本小児歯科学会では
『食べたらすぐに歯みがき』が歯に良いとされていますよ♡
心配せずに、食後は即歯みがき!という習慣をつけて虫歯を予防しましょうね。
【参考】
・日本小児歯科学会HP
・ライオン歯科衛生研究所 健口美 vol.38 2016
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